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吃音の自然経過②
1歳の頃どもっている子供はほどんどいません。
大半は、2歳から4歳の間に始まります。
3歳児健診で大丈夫だったから始まらないわけではありません。
吃音が始まる特徴ですが、急に始まるタイプが最も多く、
「私が怒ったから」、「転勤したから」などと親が罪悪感を持つことが多いです。
それまでよくしゃべっていた子供が、
ある日を境に急にどもり始めることから、
親は思い当たる出来事を見つけ、吃音と結びつけてしまいます。
しかし、それらのストレスや環境は関係なく、体質から始まるものであり、
たまたま始まったものと考える必要があります。
吃音が生じて3年の自然回復率は、
男の子で6割、
女子で8割、
つまり、特別な治療を受けなくても治っています。
(しかし、吃音発症1年では9%の子供しか治らないというデータもあります。)
医療者にとって大事なことは、「治らない子供はどうなるのか?」を考えることです。
ご質問がありましたら、お気軽にご相談ください。
(参考:早坂菊子・菊池良和・小林宏明「心理・医療・教育の視点から学ぶ吃音臨床入門講座」)
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