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難聴に関連する家族の抱える問題
難聴によって引き起こされた問題に悩まされているのは、
本人だけでなく、家族もそうです。
家族は難聴の結果として、
以下のような様々な不利な状況を経験することがあります。
1、難聴による意欲の低下によって、社会への参加が減る。
2、理解されない、反応が乏しいことから受けるストレスと繰り返し話さなければならないというフラストレーションを伴う形で、夫婦間の会話が少なくなる。
3、通りがけにちょっとした面白いことを話そうとしても、それを本人に伝えるには大変な努力が必要なため、話の重要性と天秤にかけて話すのをやめてしまう。
4、ささやき声で内緒話をするのが困難になり、親密な人間関係を構築するのが難しくなる。
5、テレビやラジオの音量に対して気にするようになる。
6、重荷を感じるようになる。家族は常に他者とのコミュニケーションの代わりを務めなければならない。外での会話や電話といった場面で、通訳のように、調整役のように、難聴のパートナーをあらゆる手段を使って守らなければと感じているかもしれない。
7、難聴に対してもっと適切に対処してあげなければという感情におけるいらだち。
8、場にそぐわない反応をしたときや社会生活で引っ込み思案になってしまったことに対する困惑。
9、こうした一連によって生じる、孤立と他者との関係性の悪化。
などです。
聴覚リハビリテーションによる介入を開始する上で、
家族が難聴者のリハビリテーションを支援する効果は大きいことが報告されており、
ヒアリング・ストラテジーを伝えるなど、
家族へも助言することが大事であると考えられております。
(参考資料:Harvey Dillon著 補聴器ハンドブック 原著第2版)
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