2024年1月27日は院長がお休みをいただき、
福岡県福祉医療委員・福岡県補聴器キーパーソンとして、
東京都の品川で開催された令和五年度福祉医療・成人老年委員全国会議に参加させて頂きました(今年で3回目)。

全国的に65歳以上の方が増え、
2025年には3人に1人が65歳以上となると報告されております。
それに伴い、
65歳以上の5人に1人が認知症で悩むことが予想されており、
耳鼻咽喉科医には認知症予防につながる難聴対策が求められております。
薬や手術で改善するような難聴治療もありますが、多くはありません。
そのような難聴に対しては、
補聴器装用(聴覚補償)が推奨されます。
実際に補聴器購入時の費用助成を行う全国の自治体が年々増えております
。

(参考資料:2023年12月1日現在 調査:一般社団法人日本補聴器販売店協会)
残念ながら、
認定補聴器専門店ではない眼鏡店などで購入した補聴器で効果が出でにくいと相談に来られる方が増えており、そのような方の中には、
耳垢が詰まっている方や、耳鼻咽喉科で聴力検査等を受けていない方も多くおられます。
ますます、
補聴器相談医や補聴器適合判定医師、
言語聴覚士、
認定補聴器技能者、
の役割が期待されています。「補聴器購入前は、補聴器相談医相談・補聴器の効果確認(補聴器適合検査)」が当たり前
の時代になるにはまだまだ時間がかかりそうですが、
補聴器相談や効果確認(適合検査)ができる医療機関として、
できることをコツコツ頑張りたいと思います。