病気について

聴覚障害:聴こえが悪い

日常生活では聴こえにくさを感じているが、聴覚検査では問題がない、「聞き取り困難症/聴覚情報処理障害とは?」

日常生活において、

複数人数での会話、

騒音下での会話などに聞き取り困難を自覚され、

耳鼻咽喉科での純音聴力検査や語音聴力検査などの通常の聴力検査では異常が認められないときは、

聞き取り困難症(listening difficulties:LiD)(/聴覚情報処理障害(auditory processing disorder:APD))を疑います。

症状としては、


「音は聞こえているけれども聞き取りにくい」、

「何かを話していることは分かるが、何と言っているのか分からない」、

「音が途切れて聞こえる」、

「雑音の中では言葉が分からない」など様々あります。


聞き取り困難症(/聴覚情報処理障害)では、

聴覚情報処理、音声処理、言語処理のモデルと、

それに影響を与える注意や記憶について考えると分かりやすくなります。

音やことばの聞き取りに影響するのは、

末梢での聴覚機能の問題だけではなく、

音声や言語の処理過程があり、

これらの全てに注意や記憶などの認知機能が関与しています。


そのため、

聞き取り困難症(/聴覚情報処理障害)を疑って診断を行う際は、

詳細な質問紙や、

複数の詳細な聴覚検査や、

注意検査や、

心理学的検査等が必要になり、

福岡県では、

九州大学病院や福岡大学病院が対応可能医療機関です。

当院は、

九州大学病院への紹介を基本としておりますが、

月に1度金曜日の夕方に、

実際に聞き取り困難症(/聴覚情報処理障害)の方の診療をされておられる、

松本希先生(九州大学病院耳鼻咽喉科准教授)にご勤務いただいており、

ご心配な方は当院で相談していただくことができます。

(参考資料:難聴・耳鳴診療ハンドブック 最新の検査・鑑別診断と治療)

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