じめじめして、暑い季節になり,「耳がかゆい」という症状で来られる方が増えております。
それだけでなく、「耳から汁が出てくる」、「耳が痛い」、「耳がつまった感じがする」という症状まである方もおられます。
それらによく共通する病気として、耳の穴(外耳道)に炎症を起こした「外耳道の病気」があります。
「外耳道の病気」の原因のは、「耳かき」、「薬剤」、「耳だれ」、「真菌」などであり、
その中でも、「耳あか」をとるための「耳かき」をされた後に症状が出る方が多くおられます。
そんな身近にある「外耳道の病気」のことを少しでも知ってもらうため、ちょっと説明させていただきます。
(記載にあたり、了解をいただいております。)
症例は、1年前からの両耳の痒み、耳だれのあった成人男性の方です。
耳鼻咽喉科には行かれず、自分で掃除をされていたとのことです。

右耳を塞いでしまうような、「白色で粘り気のある耳漏(みみだれ)+耳あか」がみられます(聴こえも悪かったと思われます)。
「耳垢栓塞(耳あかが詰まってしまう病気)」だけでなく、
「外耳道炎」や「外耳道真菌症」の合併を疑がわれました。
「外耳道炎」や「外耳道真菌症」は、主に「耳かき」による外耳道の引っ搔き傷が原因で起こる病気です。
局所の清掃と薬剤による治療を行い、1週間後に来ていただきました。
結果、「耳のかゆみ」や「耳だれ」の症状はなくなっておられました。
そして外耳道は、

一部赤みを帯びた領域がありましたが、ほとんど綺麗になっておりました。
このように「耳かき」後の「耳のかゆみ」や、
「耳がかゆい」ので、ついつい「耳かき」してしまう方は多いと思います。
ご質問がございましたら、お気軽にご相談下さい。