親の喫煙とお子さまの中耳炎について  〜おうちのタバコの煙が、耳の健康に影響しているかもしれません〜|はかたみち耳鼻咽喉科|福岡県久留米市の耳鼻科・耳鼻咽喉科

トピックス TOPICSTOPICS

親の喫煙とお子さまの中耳炎について 〜おうちのタバコの煙が、耳の健康に影響しているかもしれません〜

近年の研究で、「家庭内で親がタバコを吸っていると、小さなお子さまが**急性中耳炎(AOM)**を発症しやすくなる」ということが明らかになってきています。

私たちの耳鼻咽喉科でも、風邪をひいた後に耳の痛みや発熱、聞こえにくさなどを訴えて受診されるお子さまが多く、その中には中耳炎を何度も繰り返しているケースもあります。

特に以下のような症状があるお子さまはご注意ください:

  • 中耳炎を何度も繰り返す

  • 夜間にいびきや息苦しさがある

  • 喘息やアレルギーの症状がある

  • 扁桃腺が大きいといわれた

これらの症状は、**家庭内のタバコの煙(受動喫煙)**と深く関係していることがあります。

あるイランの研究では、12歳未満の急性中耳炎の子ども250人を調査し、親が喫煙している家庭では、中耳炎の重症度や再発率が明らかに高かったことが示されました。特に、発熱、聴力低下、喘息、再発性耳痛、睡眠時の呼吸障害が有意に多かったという結果が出ています。

‍⚕️当院からのメッセージ

ご家族の喫煙は、たとえ少量であっても、成長期のお子さまに大きな影響を与える可能性があります。
「うちの子、よく耳が痛くなるな」と感じたら、まずは家庭環境を見直すことも、中耳炎予防の大切な一歩です。

耳・鼻・のどの健康を守るためにも、「家の中は禁煙」に。
ご不明な点があれば、いつでも医師にご相談ください。


参考文献

Amani, Soroush, and Parastoo Yarmohammadi. “Study of Effect of Household Parental Smoking on Development of Acute Otitis Media in Children Under 12 Years.” Global journal of health science vol. 8,5 81-8. 2 Sep. 2015, doi:10.5539/gjhs.v8n5p81