
「人の話を聞き返すことが多い」「周りがざわざわしていると何を言っているかわからない」。こうした「聞き取りにくさ」を感じたことはありませんか?
実は、これらは**聴覚情報処理障害(APD:Auditory Processing Disorder)**と呼ばれる症状かもしれません。APDとは、聴力検査では「異常なし」とされるのに、音や言葉を脳でうまく処理できずに、日常生活で聞き取りにくさを感じる状態のことを指します。
2015年に発表された論文によると、APDの背景にはさまざまな要因があるとされています。たとえば、発達障害(自閉症スペクトラムや注意欠陥多動性障害など)が関係している場合や、心理的なストレス、複数の言語環境で育つことによる言葉の混乱が影響していることもあります。また、耳周りの健康や環境が原因となるケースもあるそうです。
APDの主な症状には次のようなものがあります:
こうした「聞こえているのに理解しづらい」という困り感は、日常生活に影響を与えることがあります。
APDが疑われる場合、聴覚検査だけでなく、注意力や記憶力、心理的な状況、生活環境などを総合的に評価する必要があります。その上で、症状に応じて、静かな環境での聞き取りの工夫や、補聴器の活用、場合によっては専門的な支援を受けることも有効です。
参考文献:
小渕千絵「総説(第59回日本音声言語医学会シンポジウム:聴覚障害周辺領域の近年の動向) 聴覚情報処理障害(auditory processing disorders, APD)の評価と支援」.音声言語医学56: 301-307, 2015.
聞き取りにくさや聞き返しの多さで困っている場合、ぜひお気軽に当クリニックにご相談ください。当院では症状の背景を伺い、詳細な聴力検査を行います。そのうえで、一人ひとりに合ったアドバイスやサポートをご提案いたします。
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