**好酸球性副鼻腔炎(こうさんきゅうせいふくびくうえん)**は、鼻や副鼻腔(ふくびくう)の炎症を引き起こす慢性的な病気です。この病気は、鼻づまりや鼻水、においがわからなくなる嗅覚障害(きゅうかくしょうがい)などの症状を引き起こします。特に、治りにくく再発しやすいことが特徴です。
症状
主な症状としては、以下のようなものがあります。
- 鼻づまり
- 粘り気のある鼻水
- においが感じにくい
- 頭の重さや顔の痛み
これらの症状が続く場合、好酸球性副鼻腔炎の可能性があります。
どんな人がかかりやすい?
好酸球性副鼻腔炎は、特に成人以降に発症することが多いです。また、喘息やアスピリン不耐症(特定の薬が合わないこと)を持っている方も、この病気にかかりやすいとされています。
なぜこの病気になるの?
好酸球性副鼻腔炎は、鼻や副鼻腔にアレルギー反応を引き起こす好酸球という白血球の一種が関係しています。これが鼻の中にたくさん集まることで、慢性的な炎症が起こります。一般的な抗生物質が効きにくい場合も多く、しばしば手術が必要となることもあります。
治療について
治療には、炎症を抑えるステロイド薬がよく使われます。特に鼻の中にステロイドをスプレーする治療や、手術で副鼻腔の炎症を取り除く方法があります。手術をしても再発することがあるため、定期的な診察や治療が重要です。
このように、好酸球性副鼻腔炎は放っておくと長引いたり再発したりすることが多い病気です。もし似たような症状が続く場合は、早めに耳鼻科の医師にご相談ください。
参考文献:
藤枝重治, 他. 「好酸球性副鼻腔炎 (JESREC Study)」. アレルギー, 64(1), 38-45, 2015.