
こんにちは。はかたみち耳鼻咽喉科 院長の宮地英彰です。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療でCPAP(シーパップ)をお使いの皆様、毎日の装着本当にお疲れ様です。
CPAP治療を継続する中で、受診時に「データ」をお渡ししていますが、「どの数字を目標にすればいいの?」と疑問に思われたことはありませんか?
実は、CPAP治療でご自身の健康や血管をしっかり守るためには、大切にしたい**「4つの目標数字」**があります。今回は、その理由と一緒にわかりやすく解説します!
1. AHI(1時間あたりの無呼吸の回数)➔ 目標:5.0未満
【理由】無呼吸がない健康な方と同じレベルを目指すため
AHIが「5.0未満」にコントロールできていれば、無呼吸がない方とほぼ同じ安全で質の高い睡眠が取れています。夜間の心臓や脳血管への過度な負担が大幅に抑えられ、将来の重篤な病気(脳卒中や心筋梗塞など)を強力に予防することができます。
2. 1晩の使用時間 ➔ 目標:4時間以上
【理由】一番危険な「明け方(朝方)」を守るため
睡眠の後半(明け方近く)は、おのどの筋肉が最も緩みやすく、1日の中で重い無呼吸が起きやすい時間帯です。また、明け方は脳梗塞や心筋梗塞が発症しやすい危険な時間帯でもあります。最低でも4時間以上装着することで、この危険な時間帯をしっかり保護できます。
3. 使用率(使えている日の割合)➔ 目標:月に70%以上(週5日以上・朝まで)
【理由】お身体への予防効果を確実にするため
月に70%以上(月に約21日以上)朝までしっかり使えている方は、日中の眠気や疲労感が解消されるだけでなく、高血圧の改善や将来の心血管リスクの低減効果が格段に高まることが世界中の研究で証明されています。
月に70%以上(月に約21日以上)朝までしっかり使えている方は、日中の眠気や疲労感が解消されるだけでなく、高血圧の改善や将来の心血管リスクの低減効果が格段に高まることが世界中の研究で証明されています。
4. 空気漏れ(リーク量)➔ 目標:目安24 L/min未満
【理由】不快感をなくし、朝まで快適に休むため
マスクの隙間から風が漏れていると、目やお肌の乾燥、風の音で目が覚めてしまう原因になります。マスクの位置やベルトを少し微調整するだけで、驚くほど朝まで着けやすくなります。
💡 院長からのメッセージ
CPAPは、メガネをかけて視力を守るのと同じように、あなたの大切な心臓や脳、全身の血管を守る最高の習慣です。 「夜中に外してしまう」「風漏れが気になる」などのお悩みがあれば、我慢なさらず、いつでも当院にお気軽にご相談くださいね!