現代でも影響力を持っている原因論に、
アイオワ大学のW.Johnson博士が1942年に提唱した「診断起因説」があります。
これは、吃音の原因は親、主に母親にあるとするもので、
無理に矯正しようとかかかわったために吃音が生じたとする説です。
この説によって
「吃音を意識させると治らない」
「吃音はほっておけば治る」
「吃音をオープンに話題にするのが怖いと勘違いする」
「吃音のセラピーは、意識させないことが一番だ」
と勘違いさせるセラピストを多く作り出すという、深刻な事態を招いてしまいました。
しかし、現在この説ははっきりと否定されており、
吃音は人為的(環境)に発症するものではなく、
「親は悪くない」
「体質である」
「吃音に対して否定的な対応をすると、吃音が悪化するので、からかいやいじめの予防が大切である」
ということが結論づけられています。
現在では脳科学、遺伝子研究が様々になされ、
吃音の原因遺伝子も報告されています。
ご質問がございましたら、お気軽にご相談ください。
(参考:早坂菊子・菊池良和・小林宏明「心理・医療・教育の視点から学ぶ吃音臨床入門講座」)
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