
こんにちは。はかたみち耳鼻咽喉科 院長の宮地英彰です。
夏になり、プールや海水浴などを楽しむ機会が増えると、「耳が痛い」「かゆい」といった症状で受診される患者様が急増します。このような症状の多くは、耳の入り口から鼓膜までのデリケートな皮膚に細菌が感染して炎症が起きる「外耳炎(外耳道炎)」が原因です。
■ 外耳炎の主な症状
・耳の痛み、かゆみ、耳が詰まった感じ
・水っぽい、あるいはドロッとした耳だれ(耳漏)が出る
・耳たぶを引っ張ったり、耳の入り口のふくらみを押したりすると痛みが強くなる
・食事などで口(顎)を動かすと痛みが走る
■ 原因とご自宅での注意点
実は、耳に水が入ったこと自体が直接の原因になるわけではありません。水が入った違和感から、気になって綿棒や指で何度も耳をいじってしまうことで、皮膚に細かな傷がつき、そこから細菌が入り込んで炎症の大きな引き金となります。
予防や悪化を防ぐために、ご自宅では以下の点にご注意ください。
・気になっても、耳をむやみに触ったり掻いたりしない
・綿棒や耳かきを耳の奥まで入れない(健康な耳には自然に汚れを排出する働きがあるため、過度な掃除は不要です)
・症状が続いている間は、水泳を控える。
■ 受診の目安
「痛みが強くて眠れない」「耳だれが出ている」「数日様子を見ても症状が良くならない」といった場合は、炎症がひどくなっているサインです。悪化する前に早めの受診をお勧めいたします。
当院では、専用の器具で耳の奥の状態まで詳しく確認したうえで、患者様の症状に応じた適切なお薬や処置をご提案しております。夏の耳の違和感やトラブルでお困りの際は、どうぞお気軽にご来院・ご相談ください。